古川貴子(ふるかわよしこ)

神奈川県出身。

東京芸術大学を経て、同大学院修士課程修了。大学卒業時に東京芸術大学音楽学部「同声会賞」受賞。

2009年秋に渡独し、エッセン・フォルクヴァンク芸術大学マスタープロフェッショナルパフォーマンス課程、マスター現代音楽課程を修了。

ミュンスター音楽大学にてドイツ国家演奏家資格取得。

 

2017年第6回トロイスドルフ国際ピアノコンクールにて優勝、2016年第13回シューベルト国際ピアノコンクールにて第4位(ドルトムント)、2015年スタインウェイピアノコンクールにて満場一致の第1位(ミュンスター)、2013年第3回アンドレア・バルディ国際ピアノコンクールにて第1位(ボローニャ)、2012年第21回ジャンルカ・カンポキアーロ国際コンクールにて満場一致の第1位、併せて特別賞、エベラール賞を受賞(カターニア)、その他にも多数の国内外のコンクールにて入賞を重ねている。

 

2014年ドイツ・ショパン協会主催リサイタル(コトブス)、2011年リサイタルシリーズGroße Klaviermusik(デュイスブルク)への出演をはじめ、エッセン、ミュンスター、ミュルハイム、バーデン=バーデン、ガッゲナウ等のヨーロッパ各地にてソロリサイタルに出演。

また2013年エミリア・ロマーニャ音楽祭(ペーザロ)にソリストとして招聘され、好評を博す。

WDR3(西ドイツ放送)にて演奏が度々放送される他、グラッドベックとガッゲナウでのコンサートにおけるシューベルトの演奏は紙面にて絶賛された。

 

近年日本では、2012年東京芸術大学の推薦により山田耕筰の所有していたスタインベルク・ピアノの修復記念コンサートに出演する他、2014年山田和樹氏とサンサーンス・ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」を共演、2016年カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」において東京藝術大学同声会コンサートシリーズとしてリサイタルを行った。また文化庁委託事業・日本演奏連盟主催「新進演奏家育成プロジェクト」リサイタルシリーズのオーディションに合格し、2016年に東京文化会館小ホールにてリサイタルを開催。同年、福井大学公開講座、さかい九頭竜音楽祭に出演。2017年山田和樹指揮・東京混声合唱団の伴奏を務めた。

 

これまでにソリストとして、山田和樹、岩下光樹、ファブリツィオ・ヴェンチューラ、スタニフラフ・ヤヴォンスキ、イアン・ファウンテン、マリオン・ウッド、セミ・ファン、セルゲイ・ボルクホーヴィチの各氏、ポーランド国立クラクフ室内管弦楽団、グラスパーレンシュピールシンフォニエッタ(タリンシンフォニエッタ)、N響団友オーケストラ、シュトローゴイ交響楽団等、数多くの国内外のオーケストラと共演。

室内楽奏者として、ウルリッヒ・ベーツ氏をはじめ著名な演奏家と共演を重ねている他、近年はハンマーフリューゲル(フォルテピアノ)の演奏も精力的に行っている。

 

これまでに、ピアノを江崎光世、青柳晋、三宅麻美、アルヌルフ・フォン・アルニム、ミヒャエル・ケラーの各氏に、室内楽を迫昭嘉、藤森亮一、ディルク・モンメルツ、クリストフ・リヒターの各氏に師事。

 

2020年7月、ドイツより完全帰国。

 

古川貴子ウェブサイトwww.yoshiko-furukawa.com